【良質なモール店支援サービス】 コスモス・ベリーズ/月1万円で家電仕入れ支援/新規加盟店の3割はEC

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 ヤマダ電機の100%子会社でボランタリーチェーンを展開するコスモス・ベリーズ(本社愛知県、三浦一光会長、(電)052—774—1177)では、楽天市場やヤフーショッピングなどECモールに出店するEC企業の加盟が広がっている。ここ数年、新規加盟店はネット通販事業者が目立ち、新規加盟店の3割をECが占める。
 同社は、月1万円の会費で在庫を持たずにナショナルブランドの家電製品を安定的に仕入れることができる事業を展開する。仕入れが可能な商品は、国内メーカーや海外メーカーの家電全般まで幅広い。仕入れの量に関係なく、均一価格で仕入れることができる。ヤマダ電機の店舗をショールームとして活用でき、リアルイベントの場所として商談に活用できる。
 加盟店は「テックランド」から直接仕入れる「直取り」を利用すれば、急な仕入れにも対応できるため顧客満足度の向上につながる。大型家電品の場合、配送から据え付け工事まで対応できるサービスも提供しており、人気が高いという。


■家電修理アプリとも連携

 コスモス・ベリーズでは、EC企業が家電を販売した後の修理サービスにも乗り出している。家電修理業者で構成する日本家庭電化製品修理協会(J—HARB、事務局東京都)と連携。EC事業者などが販売後に、家電の修理を依頼することができる家電修理ネットワーク専用アプリ「なおすけ」を提供する。
 J—HARBの修理サービスアプリに顧客が登録することで修理業者とマッチング、全国全メーカーの家電品の修理を行うシステムだ。
 利用者は購入した家電の情報を登録。保証書やレシートは画像で簡単に登録できる。アプリから依頼することで、近隣の登録した修理業者につなぐ。日中であれば、90分以内をめどに修理業者から連絡が届く。修理業者と直接、故障内容や修理について相談でき、簡単な見積もりも得られる。ECで家電を販売する企業や、今後、家電の販売を検討しているEC事業者などに普及させることで、販売後の顧客満足向上につなげていく。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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