【メール配信】ユミルリンク 代表取締役社長 清水亘社長/月間メール配信総数が40億通を突破/コンバージョンに直結する仕組みを提供

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清水亘 社長

 阪急阪神東宝グループのユミルリンク(本社東京都、清水亘社長、(電)03―6820―0515)は、月間のメール配信総数が前年同月比6億通増の40億通を突破した。スマホユーザーが増える中で、HTMLメールを配信する企業が多くなり、処理速度が速い同社のシステムに切り替えるEC事業者が増えている。また、サービスの継続性向上のため、このほど、災害時対策として三つ目のデータセンターを九州に開設した。清水亘社長にメール配信事業の今後の事業展開について聞いた。


 ーーー17年12月期の業績予想を聞きたい。

 売り上げ、利益ともに過去最高を記録する見通しで、16期連続の増収増益決算となりそうだ。新規の導入企業数が伸びていることから前期と比べ売り上げは20%増で推移している。A/Bテストができる機能を投入したほか、最近ではメール作成時に編集作業を容易にする機能も付加した。ユーザーの多様なニーズに応えられるようにした。
 新規導入する企業が順調に増えていることが、増収につながっている。全くの新規でメール配信を始めるより、他社からの乗り換えが目立っている。
 新規導入企業は、情報通信、小売りなどが中心だ。大企業のECも増えているが、地方でECを運営している企業からの導入が増えている傾向もある。EC以外では、保険や金融関連企業からの導入も目立った。

 ーーー導入先のメールの活用方法で傾向はあるか。

 テキストだけではなく、画像付きのHTMLメールを送る企業が増えている。スマホで見るユーザーを意識しており、よりコンテンツにこだわったメールを制作する傾向が高まっている。
 一方で、当社のようなベンダー側では、スマホの処理が多くなったことで、回線の処理量(トラフィック)が増加している傾向にある。
 今年から、大規模震災に備えてデータセンターを東京、大阪に加え、九州(北九州市)にも開設することに決めた。

 ーーー10月に導入したエディター機能はどのような仕組みなのか。

 「HTMLエディター」は、HTMLの知識が不要で、誰でも簡単にHTMLメールが作成できる専用のエディター機能だ。メールマーケティング施策におけるHTMLメール制作の工数と時間を大幅に低減できるのが特徴だ。
 また、メール受信端末の画面サイズに応じて、表示が最適化される「レスポンシブデザイン」に対応しており、複雑なHTMLソースを作成することなく、誰でもレスポンシブメールを作成できる。メール制作に割いていた時間を他のマーケティングに活かせるため、導入直後からさまざまな業界から問い合わせが寄せられている。

 ーーー18年12月期の事業計画については。

 メール配信について分析・効果測定ができる機能をより便利にしていく計画だ。ECにとってよりコンバージョンに直結するような仕組みにする。

 ーーーLINEなどのメッセージアプリもメールにとって競合になるか。

 全く脅威でないかとは言えない。LINEなどは「情報伝達」「話題性」という役割で、メール配信は「コンバージョン」という役割があると考えている。メールは、ユーザーの嗜好に合わせた内容にことでより細かなカスタマイズが可能となる。売り上げに直結するためのマーケティングツールとしてはメール配信が有効なのではないかと考えている。今後もEC企業の皆さまのニーズに応えられるような製品を開発していきたい。


《サービス紹介 「Cuenote(キューノート)」》
 メール配信システム「Cuenote(キューノート)FC」とリレーサーバー「Cuenote(キューノート)SR―S」の2種類を提供している。「キューノート」は、大量のメールを高速・確実に配信できるシステムで、月間のメール配信数40億通、1時間に450万件の配信実績を持つ。月額定額制で使用できるASPのほか、ソフトウエアをライセンスで提供し、自社で運用できるオンプレミス版も用意している。メール配信システムのキューノートFCは、メールの効果測定や会員管理、システム連携用APIなども提供し、メルマガ配信からメールマーケティングも可能だ。導入金額はメールアドレス数2000件の場合、月5000円。

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