【EC支援サービスマップシリーズ 「ECモール&プラットフォーム」特集】クルーズ「SHOPLIST.com」/2期連続50%増収/経営資源集中し成長加速狙う

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 クルーズが運営するファッションECモール「SHOPLIST.com(ショップリスト)」は、2期連続で前期比約50%の増収を続けており、16年3月期の売上高は145億6700万円に達した。10月にはゲーム事業を売却し、ECモール事業に経営資源を集中すると発表。今期は同50%以上の増収を目指す。
 「ショップリスト」は低価格のファストファッションに特化したECモール。ファッションECで先行する「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」とはターゲットや価格帯で差別化できているという。
 モバイル経由の利用率が高い。8月にはスマホアプリのダウンロード数が300件を突破した。10月にはアプリでもアマゾンのID決済に対応し、利用促進を図っている。
 ECモールの開設当初は、同社のブログサービスからの集客力を強みとしていた。現在はテレビCMなどプロモーションを積極的に展開したこともあり、モール自体の認知度も向上し、利用者数を着実に伸ばしていった。
 さらなる集客強化策として、ファッションメディア「MARBLE(マーブル)」を運営するCandle(キャンドル、本社東京都、金靖征CEO)を完全子会社化する。
 同メディアはオシャレ好きの女性向けに、ファッションやコスメ、ヘアスタイル、ライフスタイルに関する情報を紹介している。月間ユニークユーザー数は1500万人以上。ショップリストと連携し、ユーザーに相互利用を促していく。
 ゲーム事業の売却益を生かし、今後も積極的にM&Aを行う予定だ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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