〈拡大するリユース市場〉 SDGsが追い風に/EC起点の新サービスも

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 二次流通商品を扱うリユース市場が拡大している。20年の市場規模は前年比2.5%増の2兆4169億円。コロナ禍の中、市場の成長をけん引するのはECやフリマアプリなどのオンライン販路だ。その背景にはSDGs(持続可能な開発目標)の達成など、社会課題の解決に向けた意識の高まりもある。需要が広がる中、EC事業者も二次流通商品を販売する新たなサービスを打ち出している。企業や行政機関の積極的な参加も進み、リユース市場を取り巻く環境は変わりつつあるようだ。

■市場規模は2.4兆、ECが伸びけん引

 リフォーム産業新聞社が発行するリユース業界の専門紙「リサイクル通信」は8月25日、独自調査によるリユース業界の市場規模推計を公表した。
 同紙の調査によると20年のリユース市場規模は前年比2.5%増の2兆4169億円となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響による在宅時間の増加が、片付けに伴う商品買い取りの拡大や、フリマアプリの利用など市場の活性化に作用したとみている。
 販売経路では、店舗販売が同8.3%減と落ち込んだ中、BtoCのECが同2.0%増、フリマアプリなどのCtoC取引が同14.7%増と広がりを見せている。市場の成長をオンラインの販路がけん引している格好だ。
 市場の拡大は今後も続くとみており、22年には3兆円規模、25年には3兆5000億円規模まで成長すると予測している。市場規模の推移と予測は別表の通り。
 成長を後押しする要素の一つとして、近年の国内におけるSDGsへの意識の高まりを挙げている。社会情勢や消費者意識の変化といった追い風もあり、経済合理性と環境配慮を両立するリユース市場が拡大するのは、「必然の流れ」という見解を示している。
 SDGs達成とリユース市場が密接な関係を持つことから、行政によるリユース市場発展への働き掛けも増している。8月18~20日にかけてオンラインで開催されたセミナーイベント「リユースフェス2021」では、経済産業省や環境省が登壇し、それぞれの見地から啓発を行った。


■ECを基盤としたリユース事業展開

 市場の発展や需要の増加を受け、事業者もリユース領域での新たな取り組みを進めている。
 家具のサブスクリプション(サブスク)サービスを手掛けるsubsclife(サブスクライフ)は、

(続きは、「日本ネット経済新聞」9月2日号で)

リユース家具を扱う「subsclife SHARE」を展開

リユース家具を扱う「subsclife SHARE」を展開

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ