食文化/21年EC売上高80億円へ/コロナで新規顧客50万人獲得

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 カニやフルーツなどの高級食材のECを運営する食文化(本社東京都、萩原章史社長)の20年4―6月期(第1四半期)のEC売上高が、前年同期比約4倍の22億円となったことが分かった。21年3月期のEC売上高は前期比約3倍の80億円に届く見通しだ。高所得層の巣ごもり需要をとらえたのが要因。コロナ禍の20年3~8月に獲得した新規顧客数は、約50万人に及ぶとしている。
 食文化が多数の新規顧客を獲得するきっかけとなったのは、3月に実施した、学校給食の食材買い取り事業だったという。食文化は3月、コロナによる一斉休校の影響で、給食として提供するはずが行き場を失った食材を、生産者から買い取り、同社のECサイト「うまいもんドットコム」で販売する試みを実施した。多くの民放テレビ局が同社の取り組みを取り上げ、SNSでも情報が拡散されたことから、同社の認知度が一気に上昇したという。

(続きは、「日本ネット経済新聞」9月24日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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