損保ジャパン/広告代理店向けの保険/デジタル広告費詐欺で

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 SOMPOホールディングスグループのグループ会社、損保ジャパン日本興亜(本社東京都、西澤敬二社長)は1月24日、デジタル広告を扱う広告代理店を対象とした「アドフラウド保険」を2月から提供すると発表した。広告閲覧数の水増しなど、広告費用を不正にだまし取る手口が増加しているためだ。「払い戻し」のリスクを軽減する。
 新たな保険は、広告代理店が広告主にあらかじめ保証するアドフラウド指数(効果が見込まれない広告出稿の割合)の超過分を払い戻したとき、その損害を補償するもの。デジタル広告の課題解決に取り組むMOMENTUM(モメンタム、本社東京都)と共同で開発した。
 保険加入には、モメンタムの不正・不適切サイトのリスト化ツール「HYTRA DASHBOARD(ハイトラダッシュボード)」を活用していることが条件。今後は保険の適用条件の拡張を進め、デジタル広告市場の健全化に貢献していく考えだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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