グラシア 20年3月期/売上高300%増見込む/梱包、発送内製で収益も向上

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斎藤拓泰社長

斎藤拓泰社長

 ギフトECを手掛けるグラシア(本社東京都、斎藤拓泰社長)の20年3月期の売上高は、前期比300%増となる見込みだ。ギフトに関連するオプションの豊富さが20~30代の顧客に人気となっている。19年秋から開始したLINE配信はすでに3万人が登録。顧客対応やシステム開発だけでなく、ギフトの梱包や発送も内製化で対応しており収益向上につなげている。今後はリピーターの育成を目指す。
 名入れ加工など、ギフトにオプションを追加する顧客からの注文が全体の8割を占める。オプション料金は無料から1万円を超えるものまでさまざまだ。LINEを通じた認知拡大に手応えを感じている。今後は新規顧客の獲得とともに、リピーターの育成に力を入れる。会員に「カレンダー機能」の登録を促し、記念日の前にメルマガを配信する。
 動画配信やインスタグラムによる顧客接点の拡充にも積極的に取り組んでいる。「ユーチューブでの配信などを通じて手応えを感じている。さまざまな施策を試しながら、お客さまに刺さる販促を検討している段階」(斎藤社長)と説明する。
 同社発送部門の拠点では1日当たり最大で2300件までの発送に対応する。内製化することで、顧客の要望に迅速に対応できるようにしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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