リンクル/メディアハウス傘下に/制作からPRまで一気通貫で支援

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リンクルの川崎祐一社長(写真左)とメディアハウスHDの佐藤大介社長

リンクルの川崎祐一社長(写真左)とメディアハウスHDの佐藤大介社長

 EC企業の支援実績が豊富なウェブマーケティング支援のリンクル(本社東京都、川崎祐一社長)は12月9日、人材採用支援事業や広告関連事業などを手掛けるメディアハウスホールディングス(メディアハウスHD、本社東京都、佐藤大介社長)に全株式を譲渡した。制作スタッフを150人抱えるメディアハウスHDグループに入ることで、制作からプロモーションまで一気通貫で支援できる体制を整えた。
 リンクルは川崎社長が保有する全株式をメディアハウスHDに譲渡した。譲渡額は非公表。譲渡後、川崎氏は代表権のない社長となり、代表取締役にはメディアハウスHDの江田通充取締役が就任する。
 メディアハウスHDはリクルートのトップパートナーであり、これまで人材採用支援事業を中心に中小・ベンチャー企業を数千社支援してきた実績を持っている。
 リンクルの川崎社長は、「メディアハウスグループの数千社の顧客が持つウェブマーケティングの潜在ニーズに魅力を感じた。さらにウェブマーケティングにおいても近年、制作ニーズが高まっており、150人の制作チームを持つ彼らと一緒になることでそのニーズに応えていくことができる」とグループ入りの狙いを語る。
 ウェブ広告の効果を高めるには、ホームページや広告のランディングページ、動画などの制作面の差別化が重要になりつつあるという。単体でパートナー企業と連携し、クライアントの制作面をサポートするよりも、制作能力を持つグループに入る方が、ウェブマーケティング業界でも優位に立てると考えたようだ。
 リンクルはメディアハウスHDの傘下に入ることで、ウェブマーケティングの支援体制を強化する。プロモーションの企画提案から施策立案、運用、制作まで一気通貫で支援できる体制を整え、クライアントのさらなる拡大を目指す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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