〈通販・EC各社の新卒採用〉 内定者との対面機会を豊富に/モチベーション高める工夫進む

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【表1】16年春の新卒採用予定人数

本紙はこのほど、通販・EC企業の新卒採用状況調査をまとめた。売り手市場といわれる昨今、どのようにして優秀な新卒者を確保しているか、各社の採用活動の工夫や施策について調査した。さまざまな方法で内定者と対面する機会を多く設けてつながりを深めている企業が目立っている。

課題提出やグループワーク

 3月下旬に、通販・EC企業に対して新卒採用に関するアンケートを実施し、19社から回答を得た。
 採用形態を中途採用のみとしている企業は3社あったが、16社が新卒採用を実施、もしくは次年度に実施すると回答している。
 今春の新卒採用人数を前期より増やしたのは6社、減らしたのは4社だった。来春の新卒採用人数についてはばらつきがみられる(表1)。9社が今春よりも増加、3社が減少する予定と回答した。
 求める人材であるかを見定めるため、面接以外にグループワークや課題提出など、学生が主体となった取り組みを実施する企業は多い。
 オルビスでは各段階で残った学生に集まってもらい、1日かけたグループワークを行っている。新商品や新事業の提案などのテーマで話し合い、その様子を社員が見て各学生の良い点と改善点をフィードバックしている。
 ジュピターショップチャンネルでは、二次面接で同社のビジネスに関するレポートの提出を求め、レポートをもとに面接を実施。学生はレポート作成のための情報収集や思考を通して、ビジネスへの理解を深めているようだ。
 13年11月に有効求人倍率が1・00倍に回復して以降、安定的に1倍を超えている。その分、企業にとっては有力な人材確保が難しくなっていると言える。
 求める人材と出会えても、新卒者が数社から内定を得ていて、企業側がふるいにかけられるケースもあり、通販・EC企業にとっても共通の課題となっている。

(続きは日本ネット経済新聞 4月2日号で)

【表2】各社の主な人材確保の取り組み

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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