いつも./ロシア向け越境EC/国営郵便と高品質な商品を拡販

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いつも.の坂本守社長(写真左)とロシア郵便のニコライ・ポドグゾフ総裁

いつも.の坂本守社長(写真左)とロシア郵便のニコライ・ポドグゾフ総裁

 ECコンサルティング・運営代行のいつも.(本社東京都、坂本守社長、(電)03―4580―1365)は9月6日、ロシア郵便と覚書を締結し、日本商品に特化した越境ECサイト「kupi japan」を開設することを発表した。今年11月中にサイトを開設する計画。高品質な日本の商品をロシアで拡販する。
 19年11月にサイトを開設し、当初は首都モスクワの顧客向けに販売する。来年2月以降に順次販売エリアを拡大する方針だ。商品の出品から顧客対応、物流までいつも.が代行する。
 ロシア郵便と日本郵便は18年5月、郵便事業の協力に関する覚書を締結。その関連施策としてロシアで日本商品の越境EC販売を実施することについて合意していた。日本郵便から国内のEC運営で実績がある企業としてパートナーに選ばれたのがいつも.だった。
 いつも.が9月6日に開催した説明会では、ロシア郵便・マーケティング部長のドミトリー・コロンツィー氏が登壇し、ロシアの越境EC市場の現状や可能性を語った。
 「現在、ロシアの越境EC市場では中国が大きなシェアを握っている。中国の商品は安価で品質の低い商品が多い。ロシア郵便は日本に高品質な商品を求めている。化粧品や健康食品、ベビー用品、日用品、カー用品、スポーツ用品などが注力商品だ」(コロンツィー氏)と話す。

ロシア郵便のドミトリー・コロンツィー氏が越境ECの現状を説明

ロシア郵便のドミトリー・コロンツィー氏が越境ECの現状を説明

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