ブランド品の買い取り販売サービス「ブランディア」を運営するデファクトスタンダードは8月5日、ファッションECのwaja(ワジャ、本社東京都、村田高宗CEO)からEC事業を買収すると発表した。9月1日に事業を譲り受ける予定。新品販売で顧客接点を拡大し、中古品事業の活性化につなげる。
ワジャが運営する(1)海外ブランドECサイト「ワールドローブ」(2)ファミリーセールECサイト「リーズンアウトレット」(3)社会貢献型ファッションECサイト「ファッション・チャリティー・プロジェクト」(4)3サイトを横断的に利用できるECサイト「ワジャ」─の4サイトを運営するEC事業を譲り受ける。
18年9月期におけるEC事業の売上高は5億1500万円だった。取得価額は非公開。ワジャは事業譲渡後、ささげ支援事業に集中する。
デファクトスタンダードは新品購入者との接点を増やし、中古品の買い取りや購入を活性化する。ワジャが運営しているサイトの購入者に下取りを促す計画だ。
ワジャの取扱商品を段階的に「ブランディア」のサイトで販売する計画もある。以前も小規模ながら新品を販売したことはあるというが、本格的に取り扱うのは初めて。
ワジャのサイトの物流機能は、デファクトスタンダードの倉庫に移管する見通し。
デファクトスタンダード/wajaのEC事業買収/新品販売参入、中古とシナジー
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