ヒラキ 19年3月期/通販売上6%減の87億円/営業利益も14%減に

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 ヒラキが5月10日に発表した19年3月期における通販売上高は、前期比6.1%減の87億8600万円だった。利益面では、カタログを主体とした広告宣伝費などの削減を図ったが、配送費の高騰や減収が響き、同14.7%減の10億5500万円だった。
 販売累計110万足を突破した「JOG軽」シリーズの最新作「JOG軽・Knit」、新商品の「ライトフリースタートルネックシャツ」などの商品の受注は堅調に推移したものの、サンダルやブーツなどの季節商品が長雨や暖冬など天候の影響を受けたこと、主力商品であるスニーカーが顧客ニーズに十分に応えられなかったことが売り上げの減少につながったとしている。
 今期の通販事業においては、テレビCM放送、食品スーパーを中心とした2万店舗への無料カタログの設置、8月・2月のスクール応援キャンペーン、LINE@お友達30万人突破キャンペーンなどを展開する。これにより新規顧客の獲得と、既存顧客のリピート率向上に取り組んでいく。
 20年3月期の見通しとして、「新規顧客の獲得とリピーターの拡充」に不可欠な顧客ニーズに合致し、需要を喚起する商品力の強化を図る。販促面ではターゲット別広告の推進や画像レベルの向上などウェブ戦略を強化するとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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