新潟県は4月15日、外郭団体の(公財)にいがた産業創造機構(所在地新潟県)を通じて、県内企業の新規海外展開を支援する事業を開始した。すでに海外展開を行っている企業に対する支援はこれまでも行っていたが、海外展開を今後希望する企業を支援する事業を新たに開始する。すでに海外展開を行っている企業に対して行っている、越境EC運営にかかる費用の助成制度も継続する。
同機構では、海外市場に初めて挑戦したいという中小企業をサポートする「トライアルサポート」事業をこのほど新たに開始した。県内企業に対して、これから進出を考えている国での市場調査や、展示会の出展費用として、最大50万円を助成するとしている。
同機構ではこれまでも、特産品を販売するEC企業などに対して、国内ECサイトの多言語化を支援したり、中国越境ECサイトへの出店費用を助成したりといった形で、海外展開の支援を行ってきた。
今回から、「海外展開加速化事業」と名称を改め、同様の越境ECの支援事業を継続していくという。
既存の海外展開企業に対する、越境EC費用の助成は、1事業者当たり100万円が上限となる。
新潟県/越境ECの費用も助成開始/県内企業の海外展開支援事業
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。