ワールド/米EC企業を子会社化/カスタムメード販売技術を取得

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カスタムメードシャツのECサイト「オリジナル・スティッチ」を運営するオリジナルを買収

カスタムメードシャツのECサイト「オリジナル・スティッチ」を運営するオリジナルを買収

 ワールドは3月25日、カスタムメードシャツのネット販売を行う、米国のOriginal Inc.(オリジナル、本社米国カルフォルニア州、ジン・コーCEO)を子会社化すると発表した。ワールドの製造インフラを生かし、国内外でカスタムメードシャツの販売を拡大する。オリジナルのカスタムメード販売技術を生かした新たなサービス開発にも取り組みたい考えだ。
 オリジナルは、サイズやデザインを自由にカスタムメードできるシャツのECサイト「Original Stitch(オリジナル・スティッチ)」を運営している。
 主に米国で販売しているが、シャツの製造はフレックスジャパン(本社長野県、矢島隆生社長)など国内メーカーが請け負っていた。18年12月期の売上高は約2億1000万円。
 ワールドはすでにオリジナルの6.8%分の株式を保有している。4月1日付で53.2%分を約21億9800万円で取得。合計で60%分の株式を保有する見込みだ。
 ワールドはオリジナルを買収することでカスタムメード販売技術を取得する。自社ブランドのサービス開発に活用するほか、国内でカスタムメード販売技術の外販も強化。ワールドの製造や物流、デザイン、販売などの資産を活用し、「オリジナル・スティッチ」のサービスを拡充する。
 オリジナルの開発力をグループの開発体制強化に生かす。オリジナルのオフィスを将来的な米国進出の拠点とする計画もある。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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