紀ノ国屋/PB商品が売上けん引/口コミやSNSで認知拡大

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機能性とデザインが豊富なオリジナルバッグ

機能性とデザインが豊富なオリジナルバッグ

 実店舗とECサイトで食品や日用雑貨の販売を手掛ける紀ノ国屋(本社東京都、堤口貴子社長)はこのほど、19年3月期のEC売上高が前期比で10%増となる見通しであることを明らかにした。口コミやSNSを介してプライベートブランド(PB=自主企画)商品の認知が広がったことが、ECの売り上げをけん引したという。
 ECサイトでは2000商品を展開しているが、PB商品のオリジナルバッグと、食品を保存するスライドジッパーバッグの人気が突出しており、両商品群でEC売り上げの7割を占めるという。
 人気ナンバーワンの同社オリジナルエコバッグは、95年に非売品としてリリースした商品。当時はスタンプカードをためたときにのみもらえた。
 今では、大小のサイズ展開の他、ディズニーとコラボしたデザインの商品も販売している。内部に仕分けができるポケットを備えた商品なども扱っている。「2個以上を購入し、シーンや気分でバッグを使い分けているお客さまが7割以上」(営業本部販売部販売推進課・中澤翠課長)と言う。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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