〈楽天西友ネットスーパー〉 専用物流施設が稼働/センター出荷追加し1.5倍に拡大

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記者会見に臨んだ楽天の小森紀昭執行役員(写真右)と西友・執行役員の竹田珠恵氏(同左)

 楽天と西友が共同で手掛ける「楽天西友ネットスーパー」は、千葉県内に冷蔵・冷凍機能を備えたネットスーパー専用の物流施設を新設した。従来の店舗出荷型に加えて、センターからの出荷を追加することで、従来の1.5倍の受注に対応していく。配送エリアも1都3県に拡充され、ユーザーの利便性を高めることで事業の黒字化を急ぐ。
 10月25日に開催した記者発表で明らかにした。
 両社は今年4月に「楽天西友ネットスーパー」と「楽天西友ネットスーパーマーケティング」の2社を設立。8月14日にウェブサイトを先行オープンし、新たな物流拠点の設置に伴い、サービスを本格的に開始した。
 千葉県・柏市内に冷蔵・冷凍機能を備えたネットスーパー専用の物流拠点を新設した。西友が18年1月まで展開していたEC事業「ビックセーブ」の終了に伴い、同事業で使っていた物流拠点を再活用していく。
 ユーザーが注文すると、対応店舗のスタッフが商品をピックアップして出荷する従来の仕組みは継続し、センター出荷を追加していく。
 千葉の物流拠点から首都圏の数カ所に配送拠点を設置する。そこからユーザー宅に商品を届けて配送能力を高める。1日の配送時間帯は従来通り6枠とする。
 取扱商品は、新開発したミールキットのほか、楽天の有機野菜や有機野菜サラダ、お取り寄せ商品など最大2万品目に拡大した。ミールキットは育児中の世帯を対象とした会員プログラム「楽天ママ割」との共同開発商品も展開する。
 楽天が持つ顧客基盤を活用するほか、11月1日から期間限定で、全国の西友115店舗で「楽天市場フードセレクション」を開催することで店頭との連動も強化する。
 都内で開いた記者発表で、楽天の小森紀昭執行役員は「日本一のネットスーパーを目指していきたい」と話した。
 また、「楽天IDとひも付けすることで、高い頻度で注文が高まる。受注が増えれば効率化が高まり、(ネットスーパー事業を)黒字化させることができる」と説明した。
 西友・執行役員の竹田珠恵氏は今後の計画について、「19〜20年をめどに、事業の黒字化を目指していきたい」とコメントした。

記者発表する楽天の小森紀昭執行役員

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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