ナリス化粧品〈中国越境ECで拡大〉/天猫国際で日焼け止めシェア拡大

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 化粧品の訪問販売やサロン販売を展開するナリス化粧品(本社大阪府、村岡弘義社長)の中国越境EC市場におけるシェアが拡大している。ビッグデータ分析のNint(ニント、本社東京都、蘇迭社長)が、天猫国際(T—モールグローバル)における7月度の日本製の日焼け止めブランドのシェアを調べたところ、ナリス化粧品の「ナリスアップ」が38%を占め、トップであることが確認されたという。
 ニントによると、ナリス化粧品は天猫国際に旗艦店を出店しており、同モールにおける広告運用やセールにも注力しているという。
 日本製の日焼け止めのシェア2位は花王の「ビオレ」(25%)、3位は資生堂の「アネッサ」(17%)だった。
 天猫国際では、商品ページごとに月間の販売個数が表示されている。ニントは日本製品のすべての販売個数を調査して市場シェアを算出したという。
 ナリス化粧品では同調査の結果を受けて、「注文数通りに十分に生産して供給できたことが、今回の評価につながった。今後は越境ECだけでなく、中国国内でのECも展開していく予定だ」(海外事業部)としている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ