一元管理システム「CROSSMALL(クロスモール)」を提供するアイルは10月5〜6日、ECのバックヤード担当者を対象としたリアルイベント「バックヤードフェス2018」を開催した。5日は悪天候に見舞われたが、EC事業者向けセミナーは盛況。6日はECサイトのリアルショップの売上高が、前日より3倍になるなど人気を集めた。「物流」「ラッピング」を体験するブースも親子連れなどが多数参加した。
5日にはアパレルECのピー・ビー・アイ高木孝社長、壁紙ECのフィル濱本廣一社長、自転車ECのテラオ佐々木伸一取締役EC部マネージャーによるトークセッションを実施。あいにくの雨だったが、多数の聴講者を集めた。
6日に開催したツナグの佐藤尚之代表と人気漫画の担当者として著名なコルクの佐渡島庸平代表のトークセッションは、EC事業者だけでなく一般来場者も参加し、盛況だったという。
ロジザードとトークロアが共同運営した物流倉庫のピッキングを体験できるブース、「パジャマ屋」が運営したギフトラッピングを体験できるブースは、遊びながら職業体験を楽しむ親子連れが数多く参加した。「クロスモール」の導入店が開設したグルメ、物販のリアルショップも盛況。途中で在庫切れになったショップもあった。
イベント内のショップでは、楽天ペイ、Amazon Pay(アマゾンペイ)、LINEペイなどのキャッシュレス決済を利用できるようにした。キャッシュレス決済を利用すると商品を10%引きで購入できることもあり、ショップのスタッフからは「キャッシュレス決済の方が利用者は多い」という声も聞かれた。
イベントはショップ同士やアイルとショップの交流促進にもつながったようだ。
【秋のイベントレポート〈「バックヤードフェス2018」〉】 2日間で8000人参加/リアルショップ、体験型ブースが人気
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