楽天/アウトレットに参入/アパレルから家電、食品まで出品

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ジャンル戦略グループ・松山秀勝マネージャー

ジャンル戦略グループ・松山秀勝マネージャー

 楽天は9月27日、「楽天市場」において国内外の人気メーカーのアウトレット品を販売する専門サイトを開設した。アパレルからファッション雑貨、スポーツ用品、家電、食品など幅広いアウトレット品を取り扱っている。開設時は59ブランドが出品しているが、「リアルの大規模アウトレットモールを超える規模まで取り扱いブランド数を増やしたい」(リテール事業部リテール戦略課ジャンル戦略グループ・松山秀勝マネージャー)と意気込む。
 「楽天ブランドアウトレット」は「楽天市場」初のアウトレット専門サイト。ブランド公式サイトが在庫処分品や型落ち品などのアウトレット品を販売できる。出店者は追加の費用負担なく、アウトレット品を出品できるという。
 「『楽天市場』には多くのブランド公式ショップが出店しており、ユーザーからは”訳あり””在庫処分””アウトレット”に関する商品のニーズが高まっている。独自にアウトレット販売しているブランド公式ショップもあるが埋もれてしまう可能性もある。『楽天ブランドアウトレット』を開設することでユーザーのニーズに応えられる」(同)と話す。
 「楽天市場」の検索ワードランキングでは、「訳あり」が9位、「在庫処分」が32位、「アウトレット」が40位だという。
 リアルのアウトレットモールではファッション分野のテナントが大半だが、「楽天ブランドアウトレット」では家電や食品などのメーカーも多数出店している。ブランドは同サイトを通じて楽天市場のユーザーとの接点を増やし、販売を促進することが可能だ。
 「今後はAIやデータを活用し、ユーザーの属性や興味に合ったブランドを提案できる仕組みを整えたい。専門サイトだからこそ新たなマーケティングにチャレンジしたい」(同)と話す。

「楽天ブランドアウトレット」のサイト画面

「楽天ブランドアウトレット」のサイト画面

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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