エイチーム 18年7月期/EC売上27%増/M&Aでさらなる成長へ

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決算内容を説明する林高生社長

決算内容を説明する林高生社長

 自転車ECサイト「cyma―サイマ―」を運営するエイチームの18年7月期におけるEC売上高は、前期比27.4%増の25億5000万円だった。プロモーション強化や店舗受け取りサービスが奏功した。今後のEC事業成長に向けてM&Aを計画している。
 EC売上高は拡大したものの、営業損失は2億1100万円だった。仕入れた自転車の組み立て作業を行う工場のフルフィルメント強化や、テレビコマーシャルなどによる広告宣伝に継続的に投資した。
 エイチームは妊活サプリEC「ミノリエ」や、中古自動車のECも展開しているが、個別の売上高は開示していない。EC売上高25億5000万円は全て「サイマ」による実績となっている。
 9月8日に都内で開いた決算説明会で林高生社長は「既存サービスとシナジーのある商材で、EC企業のM&Aを検討している」と事業戦略を語った。
 エイチームはゲームアプリの配信のほか、引っ越しや車の買い取りといったサービス提供を主業としている。
 同期の連結業績における売上高は同8.9%増の376億7400万円、営業利益が47億100万円、経常利益が47億3000万円、当期純利益は33億600万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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