アイスタイル/韓国市場へ参入/免税店の一角をプロデュース

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今後の展望について語る吉松徹郎社長

今後の展望について語る吉松徹郎社長

 アイスタイルは6月15日、韓国市場に参入した。サムスングループの韓国企業、ホテル新羅(シーラ)が運営する免税店内に自社プロデュースによる化粧品区画を開設した。口コミサイト「@cosme(コスメ)」の名を冠した区画に、中国で人気が高まる日本製化粧品を展開。免税店を訪れる中国人に対し、「@コスメ」の認知拡大を図る。
 シーラ免税店ソウル本店内に「@cosme J Beauty Park」を企画・開設した。日本製化粧品を販売する区画で、年内に韓国内の3カ所で同様の区画を展開する計画だ。
 アイスタイルの海外事業は約90%を越境EC売上高が占める。越境ECは、主に中国やマレーシアといったアジア圏を中心に展開している。自社プロデュース区画では、越境ECでの売れ筋商品を取り扱う。
 ホテルシーラのハン・インキュ社長は「免税店顧客40%、オンライン免税店顧客の55%は韓国人。韓国人に対しても日本の化粧品を広げたい」と話す。
 アイスタイルの吉松徹郎社長は「アジアを旅行する方々に『@コスメ』を知ってもらうためにも免税店での展開は戦略として取り入れていく」と今後の事業展望を語った。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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