西松屋チェーン/PB商品3200品目へ/体操服などネット専用商品も

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低価格が支持され人気のストレッチパンツ

低価格が支持され人気のストレッチパンツ

 ベビー用品大手の西松屋チェーンは19年2月期までに、PB商品を現在の1.5倍の3200品目まで増やす。西松屋では現在、おもちゃやベビー用品などのPB商品2200品目を展開しているが、19年2月期中に約1000品目を拡充する予定だという。PB商品は店舗とECの両方で展開するが、一部ネット専用の商品も開発する予定だという。
 西松屋はバギータイプのベビーカーを開発し、10年に初のPB商品として販売を始めた。15年にPB商品として発売したストレッチパンツは、879円という低価格が支持され、これまでに累計100万枚を販売したという。
 ネット専用のPB商品としては、体操服や、小学校の教材などに貼る「お名前シール」の開発を検討しているという。「体操服は、学校ごとに指定されている地域が多いが、指定がない地域もある。ECでPBを展開すれば、学校指定がない地域からの注文が見込めると考えている。『お名前シール』は、他の子供用品EC店舗でも売れ筋。当社でもPBとして展開したいと考えている」(中野浩インターネット販売部長)と話している。
 同社では現在、約80人体制の商品開発部門で、PB商品の開発に当たっている。PB商品の大規模な拡充に向け、パナソニックなどの大手家電メーカー出身の技術者の採用を進めており、開発担当者を100人にまで増やしたい考えだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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