ヤフー 18年3月期/取扱高は31%増に/ショッピング事業6276億円

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 ヤフーが4月27日に発表した2018年3月期決算によると、「ショッピング事業」の取扱高は前年度比31.1%増の6276億円となった。「ヤフーショッピング」の年間購入者数が順調に増加したためだ。ソフトバンクユーザーとの連携強化で、ヤフープレミアム会員数が同56.9%増の1979万IDに増加。それに伴いショッピング事業の年間購入者数が増えている。
 ショッピング関連とオークション関連、アスクルの取扱高、トラベル関連などを含めたeコマース国内流通総額は、前年度比13.7%増の2兆1000億円で、初めて2兆円を突破した。
 コマース事業による売上収益は同6.3%増の3510億円となっている。このうちアスクルグループを除く売上収益は同8.5%増だった。ショッピング広告の売上収益増加が影響した。
 なお、「ヤフーショッピング」の年間購入者数や取扱高は公表していない。ショッピング事業の取扱高は期初段階で30%増を計画していた。計画をクリアした要因として、「『ヤフーショッピング』の年間購入者数が飛躍的に増加したため」(川邊健太郎副社長執行役員CEO)と説明している。
 なお、同期における連結業績は、売上収益が前期比5.1%増の8971億8500万円、営業利益は同3.2%減の1858億1000万円、当期純利益は同1.3%増の1344億1200万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ