イーコマース事業協会/16周年イベント開催/第8代理事長に吉村氏就任

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第8代理事長に就任した吉村正裕氏があいさつ

第8代理事長に就任した吉村正裕氏があいさつ

 一般社団法人イーコマース事業協会(EBS、事務局大阪府、吉村正裕理事長)は4月14日、大阪市で16周年記念イベント「ネットショップカンファレンス2018」を開催した。EC関係者が約240人参集。第8代の理事長に、酒造会社の会長やECコンサルティング会社の代表を務める吉村氏が就任した。
 16周年記念イベントは「NEXTSTAGE—繁栄する商いの本質—」をテーマに、ローソンの竹増貞信社長やクラフトビール最大手のヤッホーブルーイング・井手直行社長が講演。井手社長はどん底から独自の差別化戦略でV字回復を果たした戦略を紹介した。
 井手社長はビール業界で類を見ない商品を開発したり、イベントで自ら仮装する理由について、「突き抜けた個性は賛否両論を生むが、熱狂的なファンも生む。これがトレードオフを伴う差別化だと思う」と解説した。
 EBSの会員によるパネルディスカッションも実施。「小さくても強い会社大集合!『うちの店のオンリーワン』」と題して、EC事業の戦略やEBSに参加して学んだことなどを紹介した。
 第8代理事長に就任した吉村氏は、EBSの「存在意義」について再確認した。
 「EBSは塾ではない。特定の誰かがイズムやノウハウを伝授する場でもない。(中略)EBSは、『変化の速いイーコマースの潮流』が分かる場であり、『イーコマースの経験・知識・情報・人』が集まる場であり、これこそがEBSの存在意義であると確信している」と説明した。
 イベント終盤では新任理事を紹介し、今後さらに活動を活発化していく方針を明らかにした。

ローソンの竹増貞信社長が特別講演

ローソンの竹増貞信社長が特別講演

ヤッホーブルーイングの井手直行社長は差別化戦略を語った

ヤッホーブルーイングの井手直行社長は差別化戦略を語った

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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