日本イーコマース学会/商品開発を支援/月次セミナーでデータ蓄積

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支援部長には各地でEC業界をけん引してきた事業者のトップが名を連ねた

 一般社団法人日本イーコマース学会(JASEC、本部東京都、西村昭治代表理事)は4月14日、都内で行ったシンポジウムで今後の活動方針を明らかにした。5月から全国に構える六つの支部で月に1回セミナーを開催する。会員事業者と大学の研究者による新商品の開発を支援していく。
 大学の研究者やEC事業者などが学会員として同会を構成している。大学の研究者と連携し、エビデンスを有する新商品の開発が同会の目的の一つ。商品開発を手掛ける組織として「JASECラボ」を学会内に設置している。
 JASECラボと共同開発した商品は、会員の自己資金またはクラウドファンディングによる資金調達で製造・販売できる。クラウドファンディングを活用した場合、新商品の売上高のうち、初年度は20%、2〜3年目は15%を徴収し、研究者や学会本部に分配する。
 セミナーは月に1回、一支部で実施する。各支部の会員はリアルタイムで配信されるセミナー映像を視聴できる。セミナー内容はJASECラボでの商品開発の進捗報告や研究者による学術論文発表など。5月9日、都内でプレセミナーの開催を予定している。
 学会の役員は6人の常任理事と、13人の理事・地域振興部支部長で構成(別表参照)。各支部を統括する地域振興部会の会長を照国電機の堂園秀隆社長が務めるほか、関西支部長にはイージーの岸本栄司社長が務めるなど、各地でEC業界をけん引してきた事業者のトップが名を連ねた。
 「そのうちamazonに駆逐されて終ってしまう」と題したシンポジウムでは、お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣氏と、ITジャーナリストの湯川鶴章氏が講演した。
 西野氏は自身が手掛けた絵本「えんとつ町のプペル」をヒット作品に成長させた経験を振り返り、「競争に参加した時点で勝負あり。本業以外でプロに勝っている部分を探した」と語った。
 湯川氏は人工知能(AI)技術の発展が、膨大なデータを保持するアマゾンやグーグルの優位性をさらに高めると指摘。「他にないデータを持つ、あるいはデータのない領域や効率化を追求しない領域を目指すのも選択肢」と指摘した。

お笑い芸人・西野亮廣氏がシンポジウムで講演した

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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