アスクル 17年6月—18年2月期/連結売上は4.9%増/買収効果でBtoCも増収

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 アスクルの17年6月—18年2月期(第3四半期)の連結売上高は、前年同期比4.9%増の2639億7800万円だった。ECのBtoB事業は堅調に推移、BtoC事業もペット・ガーデニング通販のチャームの買収が寄与し、増収となった。
 主力のBtoB事業の売上高は、同3.7%増の2232億4200万円だった。店舗向けの日用消耗品や消耗紙、オフィス向けの飲料などが成長をけん引した。注力分野であるMRO商材(工場・建設現場向け商品)や医療・介護施設向け商材の売上高も拡大した。
 日用品ECサイト「ロハコ」とチャームを合わせたBtoC事業の売上高は、同7.3%増の352億6200万円だった。「ロハコ」は倉庫火災の影響で減収となっているが、17年4月に出荷を開始した埼玉・日高市の物流センターが順調に稼働し、サービスレベルは回復してきた。
 今期を倉庫火災から復活するための基礎固めの時期と位置付けており、出荷能力のさらなる回復を図る。
 連結業績における営業利益は、同41.2%減の39億3600万円、経常利益は同44.1%減の37億1400万円だった。四半期純利益は46億5000万円(前年同期は29億2500万円の損失)となった。
 18年5月期の連結業績における売上高は、前期比8.7%増の3650億円を計画している。営業利益は同57.1%減の38億円、経常利益は同60.5%減の35億円、当期純利益は同294.1%増の40億円を見込む。

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