フリマアプリを開発・運用するメルカリ(本社東京都、山田進太郎会長兼CEO)は2月23日、EC事業者らを招いたイベントを都内で開催した。国内でのライブコマースの浸透が目的。メルカリの石川佑氏がライブコマースについて解説したほか、RIZAP(ライザップ)グループの松岡洋平氏らが登壇し、パネルディスカッションを行った。イベントには抽選で選ばれた約70人が参加した。
イベント前半で石川氏は、ライブコマースのメリットを「ささげ業務(撮影・採寸・原稿)やページ開設などにかかる中間コストを削減できる。商品を紹介する従業員のモチベーションが向上したという声もある」と説明。
パネルディスカッションには松岡氏のほか、メルカリチャンネルプロデューサーの小山大明氏やインフルエンサーの尾崎紗代子氏が登壇した。
ライザップグループは2月22日、フリマアプリ「メルカリ」のライブコマース機能活用を始めた。
ライザップグループの松岡氏は、「顧客は商品購入に際し、情報収集など探索コストをかけている。ライブコマースでは、ある情報提供が購入につながる瞬間がある。探索コストがかかるポイントを販売側が把握するのに役立つと感じた」と初回配信を振り返った。初回配信は延べ数千人が視聴した。
メルカリは12月から、ライブコマース機能を法人向けに開放している。法人が利用するには申請が必要で、これまでに数百社から申請を受けたという。
メルカリ/ECイベント開催/ライブコマースの浸透図る
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