協和18年1月期/通販売上1.3%減/ECは35億円に伸長

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 化粧品・健康食品のECサイト「fracora(フラコラ)」を運営する協和(本社東京都、堀内泰司社長)の18年1月期における通販売上高は、前期比1.3%減の172億3000万円だった。
 新規顧客獲得に向けたコストを抑えたことが減収につながった。「新規のお客さまへのアプローチ方法を見直し、効率化を図った。今後のさらなる成長に向けた土台作りを行った」(販売グループ企画チーム)としている。
 EC売上高は34億9000万円となり前期から伸長した。毎月2日・5日にお薦め商品を割引価格で販売する「フラコラDAYS」を設けたことで自然に集客できる仕組みを確立した。昨年12月に開始した「らく楽セレクト便」(毎月好きな組み合わせを選べる定期便サービス)により、「定期便で離脱するお客さま数が従来から減少傾向にある」(同)としている。
 昨年1月にLINE公式アカウントを開設したことで潜在顧客へのコンタクトが増えた。友だちは現在652万人超に拡大している。LINEの登録者限定で商品の先行販売を行っているほか、「フラコラDAYS」告知も実施している。
 今期は、ECサイトの決済手段を拡充するほか、イベントキャンペーンの機会を増やす。口コミで情報を拡散するとポイントが得られるような、アクティブ顧客を主眼に置いたポイント制度も導入する。
 今期(19年1月期)の通販売上高は同10.3%増の190億円、EC売上高は同28.9%増の45億円を計画している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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