イー・ロジット/埼玉・三郷に新拠点/EC支援システムと連携も

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埼玉・三郷に開設した「三郷フルフィルメントセンター」の外観

 通販事業者を対象とした物流代行サービスを手掛けるイー・ロジット(本社東京都、角井亮一社長、03―5825―1720)は2月1日、埼玉・三郷に新たな物流センターを開設した。首都圏では東京・江戸川区、埼玉・八潮に続く三拠点目となる。昨年末には既存センターのキャパシティーが限界となり、新たな物流センターの確保を検討していた。現在、EC支援システムなどとの積極的な連携を進めており、新たな拠点の確保と他社システムとの連携によってEC事業者の物流支援業務を獲得していく。

■繁忙期は相互支援
 2月に開設したのは「三郷フルフィルメントセンター(FC)」。延床面積は約2万2440平方メートルで、既存の「埼玉FC」(延床面積約2万9700平方メートル)と「東京FC」(同約1万1550平方メートル)の中間に位置する規模となる。
 場所はつくばエクスプレスの三郷中央駅から約1・5キロの距離にあり、東京外環道が隣接している。三郷に開設を決めたのは、既存となる二つのセンターから各15キロ圏内で探していたため。「繁忙期には各センター間で応援できるような距離で探していた」(通販物流事業部営業部・土橋恵司課長)と言う。
 首都圏で物流センターを展開しているのは、他の物流会社との差別化につながるとみているからだ。多少委託料が高くても都内から近い方がいいというニーズは確実にある。さらに、人手不足が顕在化しつつある中でも、柔軟に対応できる立地条件で選定している。
 2月1日にオープンしたばかりで、既存センターを利用しているクライアントが一部、三郷FCに移転するほか、随時新規クライアントを獲得していく。センターのスタッフは30~40人だが、「今年中には150人くらいの規模に持っていく計画」(同)だ。

■撮影スタジオ併設
 既存の埼玉FCでは新たに撮影スタジオを併設して、4月から利用できるようにする。撮影スタジオについては東京FCで需要が多いことに加え、埼玉FCのクライアントからも新設を求める要望が寄せられていた。
 東京FCと同様、埼玉FCにも四つのブースを用意。今後、カメラマンと契約して常駐させるほか、撮影ブース自体のレンタルにも対応していく。
 イー・ロジットは現在、自社の倉庫管理システム(WMS)と、EC支援システムを提供している支援会社とのシステム連携を強化している。すでに昨年、後払い決済サービスを提供しているネットプロテクションズと連携サービスを開始。
 さらに、Hamee(ハミィ)が提供しているECサイト一元管理システム「ネクストエンジン」と自社WMSをAPI連携することで、「ネクストエンジン」の印刷待ち出荷データが、イー・ロジットのWMSに自動で送られるサービスも開始している。
 「ネクストエンジン」との自動連携で、EC事業者の作業負担を軽減するほか、人的ミスの削減や他の物流会社との差異化にもつながるとみている。システム連携は今後も強化する方針で、受注管理ソフトとの自動連携や払込用紙の一体型サービスなどに加え、「コンビエンスストアでの荷物の受け取りなどもWMSで対応できるようにしていきたい」(同)考えだ。

埼玉・三郷に開設した「三郷フルフィルメントセンター」の内観

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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