広島東洋カープ/独自商品の人気高まる/スピード開発でファン心つかむ

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 広島東洋カープ(本社広島県、松田元社長)が開発するオリジナル商品の人気が高まっている。先シーズンでは、球団がサヨナラ勝ちした試合の翌日に選手のイラストが入ったTシャツを作り、ECサイトで即座に販売。こうしたスピードを重視した限定商品展開でファンの心をつかんでいるようだ。
 昨年は、新井貴浩選手の2000本安打達成まで残り25本と迫った段階から、安打数を増すごとにTシャツを制作した。「商品を通してお客さまと〝キャッチボール〟をすることがEC売上高やアクセス数の増加につながる」(松田一宏常務)と話す。
 近年、同社の通販売上高は10億~12億円で推移している。9割以上がECによるもの。16年12月期の通販売上高は、同年に25年ぶりにセ・リーグ優勝を果たしたこともあり14億円に伸長した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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