さくらフォレスト18年3月期/EC売上60億円見込む/化粧品やCRM奏功し

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 健康食品や化粧品の販売を行うさくらフォレスト(本社福岡県、高島励央社長)はこのほど、本紙取材に対し18年3月期のEC売上高が、60億円に到達する見込みであると明らかにした。同社の西尾和剛取締役は、「化粧品の新商品のヒットや、コールセンターを活用したCRM施策の奏功などが要因となって成長している」と話している。
 同社はDHA配合のサプリメント「きなり」などを中心に健康食品の販売を行うECサイト「さくらの森」を運営している。14年4月に経営コンサルティング事業を行うココシスから通販専門の部署として分社化した。1期目となる15年3月期のEC売上高は16億6000万円だった。4期目となる18年3月期には60億円に到達する見込みだという。
 これまで自社ECサイトのみでの展開だったが、増収を背景に、17年中には、6月に楽天市場に、4月にAmazonにそれぞれ出店し、販路を拡大した。
 同社はコールセンターでの顧客対応に強みを持つ。オペレーターが顧客一人一人の誕生日などに、手紙を送ったりしてコミュニケーションを図っている。優良顧客が土日などに同社の本社がある福岡地区を旅行で訪れた時は、市内の観光案内をするなどといったコールセンターの業務を超えたサービスを実施して顧客と一対一で厚い信頼関係の構築を図り成長している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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