アマゾンジャパン/デリパリープロバイダ増加/首都圏の自社配送網強化

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 アマゾンジャパンはこのほど、地域限定で同社の荷物を運ぶ中小配送の事業者「デリバリープロバイダ(DP)」に、神奈川県の配送事業者ら3社を追加した。DPは現在8社となった。DPを増加したことで、首都圏の配送網を強化する狙いがあるとみられる。
 新たに同社のDPとして加わったのは、若葉ネットワーク(本社神奈川県)、ギオンデリバリーサービス(本社東京都)、ヒップスタイル(本社東京都)の3社。いずれも30~50台の車両を保有しており、各社1日数千個の荷物を運べるという。配達エリアは、横浜市や川崎市など神奈川エリアが中心だ。
 アマゾンジャパンはこれまで、ファイズや丸和運輸機関など5社のDPに、東京や大阪といった人口密集地を中心としたエリアの配送を委託してきた。EC企業の物流に詳しい鶴(本社東京都)の林部健二社長によると、「Amazonは今後も多くの中小配送事業者を抱え込んでいくだろう。自社配送網を整備し、DPのプラットフォーム構築をしていく狙いがあるのではないか」としている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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