MonotaRO/来年、中国でEC開始/住友商事がサポート

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 MonotaRO(モノタロウ)は18年中にも、中国で産業用間接資材(製造業で必要な資材のうち、最終製品になる原材料や部品以外)のECを開始する。現地の関係当局との手続きや、ECのライセンス取得などは住友商事がサポートする。
 モノタロウの調査によると、中国の産業用間接資材の市場規模は10兆円超。サービスの対象となる中小の製造業者は数百万社あるという。現地の競合は多いが、「ほとんどがオフラインで、品ぞろえが限られる小規模事業者。当社がオンラインサービスでシェアを獲得できる余地は十分にある」(広報)としている。
 サービス開始時は、切削工具や研磨材などの工作用資材、梱包材、事務用品など数十万点を販売する。
 まずは上海市を中心とした長江デルタ地域で事業を開始する。将来的には中国全土にサービスを拡大したい考えだ。
 中国への海外展開は、韓国、インドネシアに続く3カ国目となる。今期(17年12月期)における海外売上高は韓国が37億円、インドネシアが2億円を計画している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ