Hamee(ハミィ)の17年5―10月期(中間期)の売上高は、前年同期比17.6%増の42億1000万円だった。オリジナル商品が順調に推移し、ECを中心としたコマース事業は同15.8%増の36億800万円となった。海外向けの小売り・卸も好調だという。
コマース事業ではオリジナルのスマホケース「iFace(アイフェイス)」の売り上げが順調に推移した。ディズニーとコラボレーションした手のひらサイズスピーカーなど新商品も好調で、コマース事業の売り上げを押し上げた。
海外向けのコマース事業も好調だ。「『iFace』を戦略商品と位置付け、韓国や中国、台湾、米国で展開しており、間接的にインドでも販売している。『iFace』の世界出荷数は1000万個を超えた」(樋口敦士社長)と話す。米国では有力な卸先を開拓できたため、今後さらなる販売数拡大が期待できるという。
注目度が高いiPhoneの新機種「iPhoneX」の発売が11月だったため、「(中間期中にiPhoneが発売される例年と比べると)1億円程度の売り上げのずれがあったと思う」(冨山幸弘執行役員)とみている。同機種によるスマホケース買い替え需要は、第3四半期以降に影響しそうだという。
一元管理システム「ネクストエンジン」を展開するプラットフォーム事業の売上高は、同27.3%増の5億9300万円だった。アパレルECとの連携アプリを追加するなどして、利用企業を順調に増やしている。
18年4月期の売上高は前期比9.6%増の93億2000万円、当期純利益は同8.5%増の7億5500万円を計画している。
Hamee17年5―10月期/売上17%増の42億円/海外販売も好調に推移
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