メルカリ/11社利用でスタート/法人にライブ配信機能開放

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「オシャレウォーカー」のライブ配信のようす(スタッフがユーザーとやり取りしながら商品を紹介)

「オシャレウォーカー」のライブ配信のようす(スタッフがユーザーとやり取りしながら商品を紹介)

 メルカリ(本社東京都、山田進太郎CEO)は12月1日、運営するフリマアプリのライブ配信機能を企業に開放した。同機能を利用して法人がBC販売を行うことも可能になった。すでにインプローブスなど11社が利用しており、機能開放と同時に出店募集も開始した。コンテンツや出品物のラインアップ拡充が狙いだ。
 「メルカリチャンネル」は、利用者がライブ動画の配信により商品を販売できる機能だ。機能提供開始時の参加企業は11社。ファッションや食品など、ライブコマースと親和性のある商材を扱う企業などを対象に、メルカリが利用の提案を行ったという。
 利用を希望する企業は、申し込みフォームで申請をしたのち、メルカリの審査を受ける必要がある。
 同社の審査を通過した企業のみが同機能を利用できる。例えば医療品の場合、販売許可を持っているかなどを審査するというが、審査基準の詳細は公表していない。12月1日の時点で、先行の11社の他に、すでに複数の企業から利用の申し込みがあったという。
 同機能によるライブ動画の配信者数は、11月中旬時点で1日約800人。法人アカウントが配信する動画は通常の配信者と同様に表示する。約300人のスタッフが不適切な発言がないかなどを監視するという。
 今後は「ライブ配信による臨場感のある商品提案が購入意欲につながることを期待している」(広報)と言う。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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