サンワカンパニー１７年９月期/売上高が過去最高に/顧客単価３０万円超える

　建材ＥＣを手掛けるサンワカンパニーの１７年９月期の売上高は、前期比６．５％増の８７億３７００万円となり、過去最高を記録した。水回り建材のセット販売が好調に推移し、顧客単価が３０万円を突破、増収に貢献した。１８年９月期は建材とのセット購入を狙い、家具・家電の取り扱いを本格化。ＥＣ売上高１００億円を目指す。
　１７年９月期は、購入者数が前期比４４４人（１．７％）減の２万６９１６人になり、平均購入単価は同２万４０００円（８．０％）増の３２万３０００円となった。
　購入単価が上昇した要因としては、バス・キッチン・洗面台の３点セットを購入すると、７０万～１００万円ほどの購入価格を１０％割り引くキャンペーンが好調だったことを挙げている。
　サイト改修やショールーム賃料などの費用がかさみ、営業利益は同６４％減の１億９０００万円になった。
　１７年５月には、同社初のオリジナル家具製品であるオーダーメードソファを発売。６月には、他社製の冷蔵庫の取り扱いも開始し、家電販売に参入した。
　「今期（１８年９月）は、当社製品のデザインと調和がとれる家具や家電の販売を強化していく」（広報）としている。