ベガコーポレーション17年4―9月期/営業利益52.9%減/配送コスト増加が要因

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 家具のECサイトを運営するベガコーポレーションの17年4―9月期(中間期)の営業利益は、前年同期比52.9%減の1億6600万円だった。運送会社による配送料の値上げで配送コストの上昇が減益要因となった。
 売上高は同27.3%増の62億5000万円だった。商品開発を積極的に行い、新規顧客を獲得したことが増収要因となった。経常利益は同47.2%減の1億7300万円、四半期純利益は同50.8%減の1億600万円だった。利益については、4月に発表した業績予想の数値より約50%下回る結果となった。
 ベガでは、複数の運送会社と契約している。福山通運のBC向けサービス撤退に伴い、佐川急便や西濃運輸など、契約している他の運送会社への委託を増やした。このほか、佐川急便やヤマト運輸が配送料を値上げしたため、配送コストが上昇した。
 楽天市場など、出店するECモール内で一部商品の値下げを行ったことも減益要因となった。
 18年3月期の通期業績予想は、売上高が前期比19.5%増の131億円、営業利益は同57.8%減の3億5000万円、経常利益は同54.3%減の3億7000万円、当期純利益は同70.7%減の2億3000万円。4月発表時の数値から下方修正した。
 下方修正に伴い10月から来年3月まで、役員報酬を減額する。経営責任を明確化するためで浮城智和社長は月額報酬の30%を、社外取締役を除いた取締役は月額報酬の10%をそれぞれ減額する。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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