シナビズ/サンプルEC好調/開設から売上が毎月倍増

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社会貢献サービスも好評

社会貢献サービスも好評

 オークファングループのシナビズ(本社東京都、武永修一社長)が運営するサンプル品のECサイトが好調だ。7月のサービス開始から毎月、売り上げが倍増している。グループで6000社以上の取引先を抱えており、メーカーの滞留在庫を販売する先として活用されている。売り上げの一部を社会活動団体に寄付する社会貢献サービスも好評だ。
 社会貢献型のサンプルECサイト「Otameshi(オタメシ)」は、メーカーが抱える滞留在庫などを販売している。現在は食品や日用品、化粧品など約500品目を取り扱っている。売り上げの3~5%を社会活動団体に寄付している。
 メーカーはパッケージ刷新により販売が困難になった商品や、販売時期が過ぎた季節商品などの在庫を売ることができる。
 「メーカーは在庫を廃棄コストをかけずに処分したいと考えているが、ECモールなどに出回ってしまうとブランド棄損につながると懸念している。当社のサイトは社会貢献できるサービスであるため、メーカーも協賛という形で取り組みやすい」(藤井厚執行役員)と話す。
 オークファンは11月、共同購入サイトを運営するネットプライス(本社東京都、小谷北斗社長)を買収した。250万人の会員を抱えるネットプライスと連携することで、「オタメシ」もさらに活性化できると考えている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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