ビックカメラ17年8月期/EC売上高5%増/サイトの利便性向上が寄与

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 ビックカメラの17年8月期連結業績におけるEC売上高は、前期比5%増の730億円だった。ECサイトのシステムを強化し利便性を向上させたことや、自社アプリの会員数増加が増収に寄与した。EC事業による利益は公表していない。
 ビックカメラ個別のEC売上高は同10%増の390億円。子会社であるソフマップのEC売上高は140億円、同じくコジマのEC売上高は190億円だった。
 当期はECサイトの検索エンジンを改善するなど、システムへの投資を積極的に行った。このほか、15年に提供を開始した自社アプリの会員が伸長したことも売り上げ増加につながった。
 店舗と同様、ECサイトでも冷蔵庫や洗濯機、エアコンといった白物家電、テレビの売り上げが堅調に推移した。7月に物流センターを埼玉・東松山市から千葉・船橋市に移転し、延床面積を倍増させた。品ぞろえを拡充し、ネット通販の売り上げ拡大を図る。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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