ユニクロ17年8月期/EC売上487億円/前期比15%増、EC化率は6%に

3月に刷新したスマホサイトもEC売り上げ拡大に寄与

 ユニクロ(本社山口県、柳井正社長)の17年8月期におけるEC売上高は、前期比15.6%増の487億円だった。EC化率は同0.7ポイント増の6.0%となった。上期(16年9月~17年2月)は物流センターの混乱の影響で伸び悩んだが、4月以降は高成長を続けた。18年8月期のEC売上高は約30%の増収を見込む。
 物流センターの混乱により、遅配が生じるなどして、上期のEC売上高は前年同期比11.7%増だった。物流センターが正常化したため、4~8月のEC売上高は、前年同期比23.0%増となった。3月にスマホサイトを刷新し、利便性を向上したことも奏功した。
 中国や香港、台湾、韓国を含めた東アジア圏「グレーターチャイナ」におけるEC売上高も拡大している。ECサイトで注文し、リアル店舗で受け取るO2Oも強化。同地域のEC化率は10%強というが、3~4年後には30%まで高める計画だ。
 柳井社長は決算説明会で「全世界の全産業において国境や企業、業界のボーダーが消失する。従来の産業は高度な情報技術を活用し、いかに高い価値を提供できるかが問われる」との見解を語った。
 さらに、「パートナーとともに成長する。日本では東レや三菱商事、アクセンチュア、米国ではアップル、ディズニー、グーグル、フェイスブック、中国ではアリババ、テンセントといった一流企業と手を組めるのは当社だけ」(柳井社長)と話した。
 顧客の進化するニーズに対応するため、外部企業やブランドと協力体制を構築する考えを表明した。

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