【競争激化の冷凍幼児食】ハウス食品など大手が参入/「モグモ」は新ブランドでLTV向上へ(2026年4月30日・5月7日合併号)

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成長期の子どもに特化した無添加ワンプレート「モグモデリ」

成長期の子どもに特化した無添加ワンプレート「モグモデリ」

 冷凍幼児食市場の競争が激化している。ハウス食品グループや明治などの大手企業が同市場に参入した。冷凍幼児食EC市場で存在感を発揮するOxxx(オックス)は、幼児食卒業後の子ども向けの新ブランド「モグモデリ」を提供し、LTV(顧客生涯価値)の向上を図る。市場のポテンシャルと大手企業の参入意図、既存プレイヤーの生き残り策を探る。

■出生率減少も支出は増大

 国内の出生率は年々、減少しているが、子どもにかける費用は増大している。習い事や良いサービスなどを子どもにしっかりと提供したいという家庭が増えていることを示唆している。
 その背景もあり、大手企業が冷凍幼児食市場に参入している。今年4月1日には、ハウス食品グループが新会社「株式会社キッズレーション」を設立した。23年より、グループ内の新規事業創出プログラムから生まれた事業「Kidslation(キッズレーション)」として、事業検証を実施してきた。その中で、幼児を持つ世帯の食の悩み・課題の解決に貢献し得る将来性のある事業と確認できたことから、4月から新会社で事業を本格始動したという。
 キッズレーションでは、副菜が必要なく、1食で完結するという主婦の手間を極限まで省いた商品に仕上げて提供することで、他社との差別化を図る。野菜70グラム、肉・魚30グラム、塩分1・2グラム以下を徹底することで、1食完結を実現した。
 「他社よりも内容量は多い。1食で100グラムを超える。野菜もしっかり入れることで、副菜もいらない。お母さんによっては、栄養が足りなかったら副菜を別で作っていたりするが、当社の場合はその必要性がない。タイパ、コスパを重視した商品設計となっている」(岸健人社長)と説明する。
 マーケティングにおいても、SNS広告を活用し、1食完結であることを動画で訴求していく。広告運用を試していく中で、動画の方が商品の具材感、野菜の多さが伝わりやすく、反応が良いことが分かったという。

(続きは、「日本ネット経済新聞」4月30日・5月7日合併号で)

キッズレーション 岸健人社長

キッズレーション 岸健人社長

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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