CBDのEC市場に、「CBNの指定薬物化」という新たな試練が降りかかっている。6月にCBNの規制が施行された後は、EC含め、CBN含有製品の一般販売ができなくなる。CBD市場の中でも、CBNの配合商品は人気が高く、ピーク時は、市場規模の3分の1を占めていたと言われている。CBNが指定薬物化されれば、事業の縮小や方向転換を余儀なくされる事業者が続出しそうだ。CBD市場では、24年12月に、改正大麻取締法が施行されたばかり。基準となるTHC上限値が低すぎることから、原料や最終製品の見直し、検査回数の増加など、事業者は多くの対応を迫られた。度重なる規制強化により、CBD事業者は難局を迎えているようだ。
■施行時期には安堵
CBNは、大麻草に含まれるカンナビノイドの一種で、ECでも多くのCBN製品が販売されている。25年10月時点で、日本カンナビノイド関連団体連盟(JCF、事務局東京都)の中澤亮太事務局長は、「CBNを含有・配合した製品は、現在のCBD市場の約3割を占める」と話していた。
一方、CBNを大量に摂取すると、体調を崩したり、急激に眠くなったりする可能性があるため、CBNを高配合した商品を危険視する声も多かった。(一社)全国大麻工業協議会(全麻協、所在地東京都)では、CBN含有食品に関するガイドラインを策定していた。
25年10月に厚生労働省が指定薬物化を承認したものの、CBD議連がこれに反発。指定薬物化はいったん見送りとなっていた。
「25年10月時点で、指定薬物化されていたら、各社、在庫処分などでかなりの損失が出ていたはず。結果的に指定薬物化されたが、約8カ月の猶予があったことは、業界内に大きな影響があった」(中澤氏)と話す。25年末からCBN製品のセールなどを実施する企業が多く見られたという。
■CBD軸からの転換
CBNの指定薬物化を受け、CBDを軸とした企業の運営から方向転換を図る動きも出てきている。
ECでCBDなどのサプリを販売するCannaTech(キャナテック、本社神奈川県)は、CBD以外のサプリメントに注力していく方針だという。
「CBD以外のサプリを定期的に販売していく。これまではCBDを軸に展開していたが、今後は『取り扱うサプリの中にCBD製品もある』といった形にしていきたい」(須藤晃通社長)としていた。
同社の主力製品の一つに、
(続きは、「日本ネット経済新聞」4月16日号で)
【CBD市場にまたも試練】CBN規制で市場は大幅縮小か(2026年4月16日号)
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