【BtoB企業のAI活用】AI活用でEC成長目指す/大手は独自設計で躍進図る(2026年4月2日号)

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 法人向け(BtoB)のEC事業を手掛ける企業によるAI活用が広がっている。EC全体でAIとコマースを融合した時代の到来に備えた動きが進む中、BtoB―EC業界でも大手が続々と取り組みを発表している。ミスミグループ本社では、支援活用の事例を公開しながら、独自の取り組みを進めている。AIを活用するBtoB―EC事業各社の動きをまとめた。

■目立つ大手の本格化

 MonotaROでは、AIエージェント活用を推進する。AIの取り組みは、今年2月に開催した決算説明会で明かし、田村咲耶代表は「購買体験やCS(顧客満足)、コールセンターでの体験のスピードや改善を進めるプロジェクトを推進している」と述べた。これらの精度を上げていくために、保有している顧客などのデータがさらに重要になるとし、整備も合わせて進めているとしている。
 アズワンもAI活用を積極化していく方針だ。昨年12月に行った取材で、井内卓嗣CEOは、鍵となるのは保有するデータベースの利活用になるとしている。今年3月4日には、BtoB―ECサイト「AXEL(アクセル)」の検索エンジンを刷新し、AI機能を搭載した「AXEL2・0」の稼働を発表した。約1300万点の商品データベースの中から、ユーザーが求める商品をAIが推測して、瞬時に商品情報を提示していく。
 ミスミグループ本社では、今期から発注も含めた在庫管理にAIを活用した自動化を進めている。3DデータでAIが自動的に見積もりを行う機械部品調達プラットフォーム「meviy(メビー)」においてAIチャットボットを導入し、業務フローの削減の活用例を公開している。それによると、精密金属加工の企業では、2D図面作成の工程がほぼゼロになった。FA装置を開発する企業では、開発サイクルを従来の3分の1になっている。


■意思決定の下支え

 オフィス用品やITサービスを提供するBtoB―ECサイト「bizconcie(ビズコンシェ)」を運営するコニカミノルタジャパン(本社東京都)は、AI機能を活用したサイト内検索を採用しており、「0件ヒット」をなくし、メーカー名や製品名でのヒット率を向上している。顧客満足度の向上やロングテール品の対応につなげ、「サイト内の多種多様な製品群への誘導を強化しており、

(続きは、「日本ネット経済新聞」4月2日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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