【ペットEC市場】リアル・獣医療での展開加速/各社、ウェブ上以外での差別化を模索(2026年2月26日号)

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「ジャパンわんこフェスタ」を開催

「ジャパンわんこフェスタ」を開催

 新規参入が相次ぎ、競争が激化しているペットEC市場。「国産原料使用」「人用の食材を使用」など、ペットフードの?質?で差別化を図ってきた企業も、同様の商品が乱立してきたことから、差別化の方向性を変えつつある。リアルイベントを開催したり、実店舗を開設したりして、リアル接点を作る企業も増えている。獣医療に関わる活動に注力することで、差別化を図ろうとする企業も出てきているようだ。広告費の高騰などを背景に、新たな手法での新規顧客を獲得する動きは、ペットEC市場においてもますます増えていきそうだ。

■M&Aで新展開を

 ペットゴーの25年10―12月期(第3四半期)の売上高は、前年同期比19.1%減の56億9500万円だった。
 同社では、主力だった「ロイヤルカナン食事療法食」の商流が変更されて以降、NB(ナショナルブランド)商品部門の売り上げが低迷しているという。そのため、自社ブランドを主体とした事業構造への転換を進めている。
 自社ブランドの活性化策としては、ペット関連企業のM&Aによる、事業の幅の拡大を進めている。25年3月には、SNS運用を強化するため、ペットメディアを展開するFLAFFY(フラッフィー、本社東京都)を連結子会社化した。フラッフィー主催の体験型ペットイベントの共同展開も行っている。25年11月には東京・お台場で「ジャパンわんこフェスタ」を開催、3日間で約7万人を集めた。
 25年12月には、DogHuggy(ドッグハギー、本社東京都)のM&Aも行った。ドッグハギーでは、犬の飼い主と、経験豊富な近所の愛犬家とをつなぐ、犬の預かりプラットフォームを運営している。
 ペットゴーは、ECと親和性の高い事業を、グループ内で展開し、顧客の利便性向上につなげているようだ。黒澤弘社長は「飼い主とペットのQOL向上が当社の目標。ECだけでの達成は難しく、市場にないサービスは積極的に提供していきたい」と話す。
 ペットEC企業が、リアル展開を加速させるケースは多い。

(続きは、「日本ネット経済新聞」2月26日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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