10代・20代が「成人の日」に花を贈る人が広がり、その動画がSNSで投稿件数が増えている。SNSへの投稿を前提とした、見た目にインパクトのある花束を贈る投稿も目立ち、EC事業者では他のギフト利用よりも購入単価が高くなっている。1月は生花の消費が落ち着く傾向にあったが、「成人の日」のフラワーギフトで変わり始めている。
■購買層、消費の課題に変化
ECにおけるフラワーギフトの利用層は50代以上が中心だったが、「成人の日」の利用は購買層の拡大にもつながっている。
「成人の日」の花ギフトは、21年ごろからSNSで投稿が始まった。式典に出席しない恋人や家族が、新成人にサプライズで登場して花束を贈るといった内容で、大きな反響を生む動画もあった。
プロポーズの際に贈る花束をECサイトで展開する森屋(本社大阪府、森俊弥社長)は、花束を式典会場でサプライズの形で贈る様子を顧客が投稿したところ、再生回数が1100万回を超えたという。
動画内でプレゼントされたのは、白バラ100本の花束で販売価格は約6万円。森屋では「成人の日」に贈る用途の花の購入単価は2~4万円が多い。昨年の「成人の日」用途の平均購入単価は1万5000~2万円、バラ11本といった花束の利用が多く、「成人の日」の花に奮発する人が多いのが分かる。SNSでの広まりから、よりオリジナリティーのある贈り物をしようとこだわって購入する若者が増えたとみている。
年の違う恋人が新成人の相手に贈るケースが多いようだが、新成人同士や新成人から親に贈るケースなどさまざまな広がりがある。
日比谷花壇(本社東京都、宮島浩彰社長)では、モバイルオーダーの利用が増えている。25年の「成人の日」の利用は、前年同時期比約50%増と好調だった。式典会場の近くにある店舗を中心に、平時との利用層と客数の違いが顕著に表れているという。この時期の平均購入金額は約3000円で通常時より高い。
日比谷花壇がECサイトで提供しているオンラインギフトには大きな変化は見られず、手渡しを選ぶ人が多いようだ。オンラインギフトは5000~1万円の商品の動きがよく、購入者の平均年齢は35歳だった。
花の種類やラッピングなどで自分の好みにアレンジしたい人が店舗を訪れることが多かったが、
(続きは、「日本ネット経済新聞」1月29日号で)
【フラワーギフトEC】若年層のEC利用獲得/「成人の日」に花贈る需要捉える(2026年1月29日号)
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