LINE/日米同時上場を発表/調達資金で世界展開加速

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 無料メッセ―ジャーアプリを提供するLINE(本社東京都、出澤剛社長)は6月10日、東京証券取引所とニューヨーク証券取引所(NYSE)に新規上場が承認されたと発表した。7月15日に東証1部か2部に上場する予定。NYSEには同14日に上場する。調達資金をグローバルでのM&Aなどに費やす計画だという。
 国内外合わせて公募3500万株のほか、需給動向に応じて525万株を上限に追加売り出しを実施する。上場時の時価総額は約5879億円になる見込み。日米とも今年最大規模の新規株式公開となる。海外を中心に約1000億円の資金を調達する見通しだという。
 調達資金は主にタイやインドネシアなどアジア事業の拡大に充てる。海外での人材採用や現地でのM&Aを進める。
 LINEの15年12月期連結売上高は1206億6900万円、純利益は75億8100万円の損失だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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