【2025年版 ネット通販売上高ランキング】 実質成長率は5.9%増/EC市場の成長は鈍化傾向に(2025年6月12日号)

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 本紙はこのほど、「2025年版ネット通販売上高ランキング」として合計545社のEC売上高をランキング形式でまとめた。545社のうち、増収したことが分かった企業は113社だった。前年と比較可能な155社の売上高から算出した実質成長率は5.9%だった。成長率は1桁台となり、EC市場全体の成長は鈍化傾向にある。


■アマゾンの成長が鈍化

 不動の1位となっているアマゾンの24年12月期における日本事業の売上高は、前期比5.4%増の4兆1375億5100万円だった。23年12月期におけるアマゾンの増収率は13.9%となっており、アマゾンですら成長が鈍化している。
 3位にはMonotaROがランクインした。MonotaROの24年12月期の売上高は、同13.3%増の2881億円だった。震災や地震などにより、防災カテゴリーの販売が伸長したほか、休眠顧客の掘り起こしにも注力して成長につなげた。
 12位にランクインしたニトリは、売り上げ1000億円の大台突破が目前にまで迫っている。25年3月期におけるライブコマースの視聴者数は、累計で前期比48%増の935万人を超えた。ニトリでは、ライブコマースを週2~3回放送し、配信者が活気溢れる番組を進行して、視聴者にワクワク感を与えている。

(続きは、「日本ネット経済新聞」6月12日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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