【健康食品の”完コピ品”問題】フリマサイトで被害拡大/中国系出品者が大半、対策はいたちごっこ(2023年5月18日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む
偽造品(写真左)と正規品の乾燥剤

偽造品(写真左)と正規品の乾燥剤

 健康食品の”完コピ品(完全コピー品)”が流通するトラブルが相次いでいる。富士フイルムヘルスケアラボラトリーズや大塚製薬、ビタブリッドジャパンなど、複数の大手メーカーが3月以降、サイト上などで消費者に向けて、模倣品の購入に関する注意を呼び掛けている。本紙が取材を進めたところ、完コピ品の多くが、中国で不正に製造され、中国出品者によって日本のフリマサイトやアマゾンなどのECプラットフォームに出品されていることが分かった。模倣品対策に詳しい日本貿易振興機構(JETRO)では、健康食品の模倣品対策として、「模倣品の出品事業者のアカウント停止を、ECプラットフォームに対して要請する」方法を推奨している。ただ、ECプラットフォームが動けないケースもあるという。不正出品者が後を絶たないことから、いたちごっこになる懸念もありそうだ。

続きは「日本ネット経済新聞」の新ウェブメディアで!
下記URLから閲覧できます。

関連リンク・サイト

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ