消費者庁は12月5日、ガイドライン「健康食品に関する景品表示法及び健康増進法上の留意事項について(以下留意事項)」の一部を改定し公開した。改定版の留意事項では、虚偽誇大表示に当たる例として、「腸活」や「妊活」といったワードを新たに盛り込んだ。体の悩みを訴求する表示についても盛り込んでいる。今後、こうした表示が、不当表示として指摘される対象となる可能性がある。
改訂版の「留意事項」では、虚偽誇大表示に当たる恐れがある例として、「身体の組織機能等に係る不安や悩みなどの問題事項を例示して表示するもの」を新たに盛り込んだ。具体例として、「こんなお悩みありませんか?疲れが取れない。健康診断で○○の指摘を受けた。運動や食事制限が苦手。いつもリバウンドしてしまう。メタボが気になる」などを示している。
効能効果を訴求する表示の例として、「妊活」「腸活」「デトックス○○」「コロナウイルス」「認知症予防」「若返り」「免疫力を高める」「歩行能力の改善」など19種類が新たに盛り込まれた。
改訂版では、
(続きは、「日本ネット経済新聞」12月8日号で)
消費者庁/「お悩み訴求」「腸活」NGに/景表法の健食留意事項を改定(2022年12月8日号)
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