【ペットテックEC市場】 猫用自動トイレ売上3倍に/体調管理の首輪はCFで721%達成(2022年6月23日号)

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心拍変動解析から、愛犬の状態を可視化できる「イヌパシー」

 近年、ペットテック市場の成長が著しい。ラングレスは22年1月、愛犬の状態を可視化でき、運動量を記録できる首輪型デバイス「イヌパシー」をクラウドファンディングに出品。目標額の721%にあたる500万円超の支援が集まるなど、注目を集めている。ペット用品のECを展開するオーエフティーでは、猫用の自動トイレの21年12月期の売り上げが、前期比で3倍以上になるなど、市場規模拡大の兆しが見て取れる。米国の調査会社が19年に発表したレポートによると、世界のペットテックの市場規模は、25年には20億ドルになると予測されている。ペットテック市場には、IoT技術を活用した、前例のない商品が続々と登場している。家電メーカーや、IT企業など、これまでペットに関連のなかった企業の参入も増えてきそうだ。

■猫用品に注目集まる

 現在のペットテックEC市場では、猫用の自動トイレの売れ行きが好調のようだ。散歩でトイレのタイミングが分かりやすい犬に対し、猫はトイレのタイミングが分かりにくい。そのため、猫用の自動トイレが売れるのだという。
 猫用の給水機も売れている。猫は流水を好む傾向にあるため、「動きのある水」を人工的に作り出す装置を、猫用に購入する人が多いようだ。
 ペット用品のECを展開するオーエフティーでは、ペット用の自動トイレを販売している。21年12月期の猫用の自動トイレの売り上げは、20年に比べ、3倍以上の売り上げになっているという。これに対し、犬用の自動トイレの伸びは今一つのようだ。
 18年からペット用品の販売を開始したジーフォース(本社兵庫県)も猫用のペットテック商品の売れ行きが良いという。「犬とは屋外で遊ぶ飼い主が多いが、猫は室内で遊ぶ飼い主が多い。そのためペットと遊ぶのに使うペットテック商品についても、犬用より猫用の方が売れ行きが良い傾向にある」(担当者)と話す。
 「最近では、『遊べる猫用カメラ』がヒットした。猫が追いかけたくなるポイントレーザーを床や壁に照射できる機能を備えたカメラだ。外にいても、ポイントレーザーを動かしたりして、カメラ越しに猫と遊ぶことができる」(同)と言う。


■愛犬の「鼻」認証も

 ペットテックEC市場では、新しい技術も続々登場している。

(続きは、「日本ネット経済新聞」6月23日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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